第31回介人研勉強会「デジタル中核人材とともに目指す未来の介護戦略」を開催しました

人口減少局面にあって、介護分野では生産性の向上が喫緊の課題となっています。

そうしたなかで、その推進役となる「デジタル中核人材」の育成が目指されているところ、本会では12月15日、日本介護福祉士会から酒井賢一常任理事を講師にお招きし、「デジタル中核人材とともに目指す未来の介護戦略」と題した勉強会を開催しました。

酒井常任理事のお話から見えてきたデジタル中核人材の本質は、単にテクノロジーを使いこなすという狭いものではなく、生産性向上という文脈のなかで「現場と経営をつなぐ翻訳者」というべきもの。

生産性向上が介護事業経営の好循環を生み出す取組だとすれば、デジタル中核人材の育成はその中核となる人材育成・人材開発そのものであり、未来への基盤として機能していく存在であるという理解を共有することができました。

また当日は、あわせて天野尊明代表理事から、令和７年度補正予算により措置される新たな総合経済対策（医療・介護等支援パッケージ等）や臨時で行われる令和８年度報酬改定、次期介護保険制度改正等に係る動向を解説するとともに、それらに向けた介護福祉議員連盟との連携によるさらなる取組について報告しています。