第21回会員勉強会「新・処遇改善加算の攻略」を開催しました
令和６年度介護報酬改定がいよいよ施行され、各介護施設・事業所で様々な対応が求められるなか、４月10日に開催した第21回会員勉強会では、これまでの３加算を１本化し、６月に新設されることになった「介護職員等処遇改善加算」を攻略するための機会として、介人研監事である荒川仁雄弁護士・社会保険労務士（荒川・荒木法律事務所）から解説を行いました。
この新たな処遇改善加算については、単にこれまでの３加算が１本化されるだけでなく、２月から５月まで措置される「介護職員処遇改善支援補助金」や、令和６年度中の経過措置（一部要件の適用猶予や新加算へ移行できない場合の区分Ｖの取扱い等）、「２年分の賃上げ財源が措置された」という建前から来る扱いづらさ等の関係から、極めて複雑な手続きが求められる実態があります。
荒川監事の講演では、五月雨に発出される厚生労働省の解釈通知やＱ＆Ａの読み解きだけに留まらず、シビアな経営の視点や実務上のリスク等に踏み込んだ具体的な整理をいただきました。
また、当日は賛助会員である株式会社ブライト・ヴィーの飯田友一代表取締役から、ＩＣＴによる介護現場の生産性向上を目指す同社の取り組みについてプレゼンテーションをいただき、参加者各位へ価値ある視点をお届けできました。
次回は５月９日に、同じく今回の報酬改定で措置された「生産性向上推進体制加算」についての機会を設ける予定です。
介人研では、介護人材課題の解決に向けて、様々なテーマで会員勉強会を開催しています。
会員施設・事業所の方であれば、どなたでも無料で参加いただけます。
