第19回会員勉強会「テクノロジーで描く、介護の未来」を開催しました

報告2023.12.08

12月8日、テクノロジーの利活用を通じて自立支援・重度化防止に向けた対応や、処遇改善や生産性向上による職場環境の改善等に取り組むSOMPOケアegaku事業本部カスタマーサクセス部より中島邦彦理事部長を講師にお招きし、第19回となる会員勉強会「テクノロジーで描く、介護の未来」を開催しました。


中島理事部長の講演では、同社が開発したリアルデータプラットフォーム「egaku」の実践を通じて目指す「人+テクノロジー=ケアの質UP・労働環境UP・経営状態UP」による三方良し(利用者・職員・事業者)の姿について解説。


厚生労働省の実証事業において得られた結果や「egaku」の活用事例をもとに「見える介護(ケアマネジメントの最適化)」から「予測する介護(早期対応と重篤化の予防)」へのフローを示しながら、「根拠に基づいた介護の実践」の必要性をお話しいただきました。


本会の会員間でも、今回の介護報酬改定で検討されているような、特定施設における「3:0.9」への人員配置基準の柔軟な取扱いなど、生産性向上や科学的介護の文脈から来る基準緩和路線には慎重論や問題意識が少なからず示されています。しかし、制度の持続可能性が危ぶまれているなかで、あらゆる可能性を排除してはならないと考えるところ、様々なアイデアやアプローチに触れる機会をつくることが何よりも重要です。その点で、参加者各位にも大いに意義ある場をともにしていただけたと感じています。


その他、大詰めを迎えた令和6年度介護報酬改定に係る動向について本会から情勢分析を行い、「介護の未来」に向けて情報共有と共通認識が図られた機会となりました。



介人研では、介護人材課題の解決に向けて、様々なテーマで会員勉強会を開催しています。会員施設・事業所の方であれば、どなたでも無料で参加いただけます。

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