「令和６年度介護報酬改定”徹底攻略”セミナー」を開催しました

11月２日、厚生労働省老健局から山口高志総務課長をお招きし、「令和６年度介護報酬改定”徹底攻略”セミナー」を開催しました。

報酬改定に向けてはもちろん、経済対策における賃上げなど施策が大きく動き始めたことを受けた「緊急開催」ということで、案内から開催まで２週間ほどしかないという設定だったにも関わらず、会場・オンライン合わせて約140名の方々がご参加くださり、昨今の動向への関心や期待の高さが伺えました。

冒頭、介護を含む社会保障制度の方向性や今回の介護報酬改定の背景を踏まえたポイントと課題、そしてプラス改定に向けた介人研の取り組みについて天野尊明代表理事と飯村芳樹理事から基調報告させていただいた後、山口課長が登壇。

「令和６年度介護報酬改定に向けた状況」と題して社会保障審議会・介護給付費分科会の審議状況や政府における問題意識などについてご解説いただいたばかりでなく、参加者との質疑応答にも丁寧に応じていただきました。

また、締めくくりのコマをご担当いただいた東洋大学の高野龍昭教授には「次期介護報酬改定からの考察 〜近未来の介護保険制度〜」をテーマに、表面的にかわされてきた諸々の議論にリアルな目線で切り込む痛快なご講演をいただき、「ディテールに翻弄されることなく、大きな流れを正しく読み取る」という今回のセミナーの狙いが十二分に果たされた機会となりました。

介護報酬改定の決着まで、残すところひと月半ほどになりました。

介人研として、引き続き会員の皆さまはじめ関係各位へしっかりと「情報と機会」をお届けしながら、出来ることを精一杯やり続けてまいります。