【ご挨拶】
2022年、ますます「ひろがる」介人研にご期待ください

報告2022.01.17

 2021年は、前年から続くコロナ禍の影響や、感染症対策やBCP策定、そして科学的介護情報システム(LIFE)の導入など令和3年度介護報酬改定を通じた大きな変化を経て、新しい時代の扉が開かれた印象の1年でした。そうした激変のさなかにあっても一貫して利用者をまもり、サービス向上に邁進される介護施設・事業所の皆さまには、心から敬意を表する次第です。


 私たち介護人材政策研究会(以下、介人研)は、少しでもそうした皆さまのお力になれるよう、1年を通じて様々に活動を展開してまいりました。介護報酬改定については、厚生労働省より講師を招いた「徹底攻略セミナー」をはじめ、随時最新情報をお届けしたことに加えて、会員各位からお寄せいただいた疑義に関するQ&Aを、同省担当課を交えて作成。現場での速やかな改定対応が叶うよう取り組みました。


 そして介護人材施策については、基幹事業である「介護人材政策アクチュアル・ミーティング」において、厚生労働省と会員間で是々非々の議論を行い、一体となって今後の展望を探るなど、制度・政策の最先端に力強くコミットする取り組みを行ってきました。


 また、2か月に1度のペースで有識者を招いて行う会員勉強会では、様々な課題や問題意識が整理されることとなり、それらを集約して官邸や財務省、厚生労働省へ要望活動を活発に行ったことも、まさに介人研ならではのアクションと言えます。その成果として地域医療介護総合確保基金の拡充や、介人研の要望内容がほぼそのまま成文化された「介護職員処遇改善支援補助金」の申請要件簡素化など、施策を実現させる力が徐々に高まってきたと実感しています。


 加えて、設立当初から重点的に取り組むリーダー人材育成事業「KAIGOアンバサダー育成研修会」も2期目が終了し、延べ65名の認定を行うに至り、次第に輪が拡がっています。


 そうした活動が認知され、行政や関係団体からの事業委託や講演依頼、メディアからの取材等が増えたことも、昨年の大きな変化でした。皆さまのお力添えによる組織の成長に、しみじみと感謝の思いを噛みしめています。


 2022年は、介人研にとってさらに「ひろがる」1年になると感じています。設立から3年目を迎え、「やりたいこと・やれること・やるべきこと」、それぞれにどんどん大きく膨らんでいます。
 ぜひ、引き続き皆さまのお力をお借りしながら、ともに「優れた職場に、優れた人材を。」というゴールへ前進し、新しい介護の未来を拓いてまいりたく存じます。


 どうか私たち介人研に、一層のご指導・ご鞭撻を賜りますよう、切にお願い申しあげます。

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