【ご挨拶】介護人材課題に「真正面から、率直に向き合う」

日頃より、介護人材政策研究会（介人研）の活動にご理解を賜り、ありがとうございます。

本年も、何卒よろしくお願い申しあげます。

まずもって、１月１日に発生した令和６年能登半島地震により被災されました皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。

さて、私たち介人研は「介護人材課題にフォーカスした、他にはない業界団体」として５年目の事業に臨んでいます。

特に昨年は、厳しさを増す物価等の高騰、そして各産業で進む賃上げへの対応と、それらをいかに乗り越えるかが問われた「令和６年度介護報酬改定」に向けた折衝の１年であり、私たち介人研も沢山の皆さまからお力添えをいただきながら、その渦のど真ん中で活動を展開してまいりました。

財務省や厚生労働省など関係省庁や、自由民主党・介護福祉議員連盟をはじめ国会議員の方々、メディア関係の方々、そして何よりも介護事業者・介護従事者の皆さまとの連携のもと、臨時のものを除けば制度創設以来２番目の高い改定率（＋1.59％（＋2.04％相当））を引き出す一助となれたことは、私たちにとって大きな自信と確信につながる成果となりました。

しかし、昨今の介護業界を取り巻く現状を踏まえれば、これも決して十分と言えるものではなく、今後もさらなる施策が講じられるよう働きかけていくとともに、強靭な経営基盤（組織）構築のための「情報と機会」を、一層充実したかたちで皆さまへお届けしていかなければならないと心得ております。

私たち介人研はこれからも、介護人材課題の解消という大きなテーマに「真正面から、率直に向き合う」ことを通じて諸課題に答え、この国の未来を切り拓く一助となってまいる所存です。

皆さまにおかれましては、どうか変わらずご指導・ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。

代表理事　天野尊明